エントリー・アーカイブ 課長が戦略的な考え方を身に付けるには?:課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――
課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――

課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――
課長が戦略的な考え方を身に付けるには?:課長には現場を率いて、絶えず新しいイノベーションを創出していくことが求められる。そのためにも、戦略的な構想を組み立てる事業計画力を磨いてほしい。

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課長が戦略的な考え方を身に付けるには?

課長であれば新規ビジネスの事業計画書を書くくらい朝飯前であってほしい。

親愛なる課長の皆さん、こんにちは。
課長のスキルアップ講座を担当する飼馴嵐務(かいならし・つとむ)です。

課長の昇進・昇格試験では分析発表演習というものがある。これは、ある企業とその企業を取り巻く経営環境に関するデータを与えられたうえで、企業が今後取るべき戦略とその実行計画を策定する演習だ。

この分析発表演習で求められる能力は幅広い。情報を分析して課題を見つけ出す課題発見力や、企業が目指す方向性を見定める目標設定力、競合他社との差別化をはかるマーケティング力や、それらの施策を一連の整合したシナリオへとまとめあげる計画力などのスキルが求められる。

また、作成した事業計画を限られた時間で説明するプレゼンテーション能力も必要だ。

それらの一連の能力が総合的に必要となるのが事業計画力であり、戦略的な考え方である。戦略的な考え方ができれば、分析発表演習で抜群のパフォーマンスを発揮することができる。

しかし、多くの課長が事業計画書つくることを苦手としている。そもそもほとんどの課長が事業戦略を描けないといっていい。

戦略とは選択と集中である。企業が持つ経営資源は限られており、限られた資源をどの方向に振り向けるかを決定するのが戦略である。

資源を集中する分野を絞り込めず、あれもこれもに手を出してしまうのは戦略でもなんでもない。また、個別対策を羅列的に並べ、全体の一貫性がない計画も戦略とは言えない。

「事業計画書がつくれない」
「戦略的な考え方ができない」

という課長は中小企業診断士の勉強をするとよい。企業戦略のフレームワークや多くの事例を学ぶことで、戦略的な考え方が自然とできるようになるだろう。

課長には現場を率いて、絶えず新しいイノベーションを創出していくことが求められる。そのためにも、戦略的な構想を組み立てる事業計画力を磨いてほしい。



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