エントリー・アーカイブ 課長が中小企業診断士の資格を取る理由:課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――
課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――

課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――
課長が中小企業診断士の資格を取る理由:「課長としてスキルアップしたいけど、何からやっていいかわからない」という方は、中小企業診断士を勉強すると良いだろう。

TOP記事一覧 > 課長が中小企業診断士の資格を取る理由

課長が中小企業診断士の資格を取る理由

中小企業診断士の資格が課長に密かな人気となっている。

親愛なる課長の皆さん、こんにちは。
課長のスキルアップ講座を担当する飼馴嵐務(かいならし・つとむ)です。

中小企業診断士は、経営コンサルタントの唯一の国家資格と言われており、本来はコンサルタントを目指す人が取得したり、商工会議所や金融機関のように中小企業の経営者と密接に関わる仕事に従事する人が取得していることが多い。

中小企業診断士資格取得者は、は全国に約2万人存在する。しかし、実際にコンサルタントとして独立している人はそのうちの3割程度と言われている。残りの7割は企業に勤めながら中小企業診断士のライセンスを保有する「企業内診断士」と呼ばれる人たちである。

なぜ企業内診断士が7割も存在するのかというと、理由は2つ。

一つは、中小企業診断士の資格を取ると、幅広い経営知識が身につくため、自己啓発やキャリアアップに非常に有益なのである。

中小企業診断士は、経営戦略を学べるレアな国家資格である。組織論、人事・労務、財務・会計、情報システム、生産管理、営業、マーケティング、経営法務といった企業経営に必要となる知識をまんべんなく学ぶことで、企業全体を俯瞰して見る目が養われる。これまでわかっているようでわかっていなかったキャッシュフロー計算ができるようになったり、他部門の業務フローが知識として頭にインプットされるのは課長としても強力なスキルアップにつながる。

また、コンサルティングマインドが身につくことも大きい。試験合格後の実務補習を通して、組織が抱える問題をコンサルティング的なアプローチから分析し、問題解決へとつなげるスキルを学ぶことができるのだ。中には、中小企業診断士の資格を取ったために社内での評価が上がり、経営企画室へ異動できたビジネスパーソンもいるくらいである。

企業内診断士が多いもう一つの理由はさみしい。中小企業診断士には、税理士などのように独立しても食えるだけの独占的業務がないからである。

中小企業診断士の試験に合格してまず聞く言葉が、「足の裏の米粒」。これは、足の裏に付いた米粒は「取っても食えない」ように、中小企業診断士の資格を「取っても食えない」ということを意味している。残念なことに、中小企業診断士の資格を取っても、それだけで独立してやっていけるほど世間は甘くないのだ。

いずれにしても中小企業診断士の資格は、課長のスキルアップに役立つことは間違いない。「課長としてスキルアップしたいけど、何からやっていいかわからない」という方は、中小企業診断士を勉強すると良いだろう。課長にとっては通勤時間を有効利用できる「中小企業診断士 通勤講座」で勉強するとよいだろう。



スポンサードリンク
コンテンツ