エントリー・アーカイブ 課長の資質〜知情意のバランス〜:課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――
課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――

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課長の資質〜知情意のバランス〜:課長に求められる3つの資質「知情意」とは?

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課長の資質〜知情意のバランス〜

100年に一度の不況、100年に一度の震災、100年に一度の巨人侵入――

今は100年に一度の危機が立て続けに起こる矛盾した時代である。

未知の時代に前例や慣習など通用しない。100年間破られなかった壁も、超大型巨人の出現で、今日にも破られるかもしれないのだ。

レジェンドが築き上げた城壁に頼りきり、安眠をむさぼる平和ボケした門番になりたくないなら、良く聞いてほしい。

巨人の足音はすぐそこに聞こえている。身に降りかかる危機を突破するために、課長としての備えを怠ってはならない。

親愛なる課長の皆さん、こんにちは。
課長のスキルアップ講座を担当する飼馴嵐務(かいならし・つとむ)です。

今日は課長に求められる資質について語りたい。

課長は、現場の指揮を執る将である。

――孫子曰く、「将とは、智、信、仁、勇、厳なり」

これがまさに課長にもあてはまる。

智とは知識、知恵
信とは信頼、誠実さ
仁とは人情、思いやり
勇とは勇気、果断さ
厳とは正しさ、厳しさ

課長は、これらの資質をあますことなく兼ね備えている必要がある。

また、「知情意」という言葉も重要である。

知は、知性
情は、感情
意は、意志

これは、人間が持つ3つの心の働きを現したものであるが、課長のスキルを見るうえでも重要な切り口である。

夏目漱石曰く、「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい」

まさに至言。課長も同じである。

理屈で説得すれば反発を招くもの。
温情をかければ組織秩序が乱れる。
意志が強すぎると部下の裁量が狭くなる。

課長は、「知情意」この3つの特性をバランスよくコントロールしながら、組織を成果に導いていかなければならない。

誰しも、資質に偏りがあるものである。自分がどの特性に偏りがあるか、ぜひ見直していただきたい。

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