エントリー・アーカイブ 会議の効率的な進め方:課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――
課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――

課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――
会議の効率的な進め方:「会議」ほど成果の別れる時間はない。会議では、貴重な人的資源を一同に集め、時間をかけて何かを話し合うわけだから、そこから高い付加価値を生み出すことが大切である。

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会議の効率的な進め方

日常業務において、「会議」ほど成果の別れる時間はない。

親愛なる課長の皆さん、こんにちは。
課長のスキルアップ講座を担当する飼馴嵐務(かいならし・つとむ)です。

会議の進行役が無能であれば、会議は踊っても前には進まないし成果につながらない。反対に、会議の進行役が有能であれば、集まったメンバーが考えもしなかったような新しいアイデアや付加価値が生み出される。

会議は「時間」と「人」という会社の中でも貴重な経営資源を使う。貴重な人的資源を一同に集め、時間をかけて何かを話し合うわけだから、そこから高い付加価値を生み出さなければ、集まった人とかけた時間が無駄になってしまう。

会議の付加価値 ≧ 参加メンバーの数×それぞれの時間あたり人件費×会議時間

この方程式が表すとおり、参加メンバーが多く、時間が長くなるほど、その会議で求められる成果の大きく、質は高くなければならない。

課長であれば会議を効率的に進めるスキルも磨いておきたい。

まずは会議に向けた段取り。会議がスタートしてから情報を共有しているようでは遅い。参加メンバーには、事前に必要を情報を提供し、予めインプットした上で会議に臨んでもらうことが理想である。これによって、会議が始まった瞬間から、議論に集中することができる。

また、会議のスタート時点で、この会議の目的をメンバー間で共有しておく必要がある。目的が共有できていないと、参加メンバーそれぞれが勝手な目的で発言したり、目的もなく議論をミスリードしかねない。会議はどういう方向に進められるべきなのか、会議が終わったときにどういう成果を得る必要があるのかをメンバーと話し合い、共有しておくことが大切である。

会議の司会役は、その目的に向けて会議を設計し、進行管理を行なわなければならない。会議の目的から外れた発言が多いようであれば、要所で歯止めをかけて流れを元に戻すことも必要である。一方で、メンバーが建設的な意見を交換しあえるよう、意見が出やすい雰囲気を作ったり、メンバーの意見を引き出したり発展させるような質問を投げかけたりすることも重要である。

会議を切り盛りする管理能力も問われるし、場を和ませるユーモアセンスコミュニケーション能力も求められる。

会議を制する者はビジネスを制する。

課長諸君にはぜひ、高い付加価値を生み出す「すごい会議」を実践してほしい。

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