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課長にはプレゼンテーションの機会が多くある。
クライアントへの提案、上司への報告、部下を前にしての朝礼、会議での発言……
形は違えど、共通して求められるスキルは、自分の考えを効果的に表現するプレゼンテーションスキルだ。
プレゼンテーションとは、限られた時間の中で、情報や自分の考えを正確に伝え、受け手に納得させて同意を得て、何らかの意思決定をしてもらうコミュニケーションの方法である。
親愛なる課長の皆さん、こんにちは。
課長のスキルアップ講座を担当する飼馴嵐務(かいならし・つとむ)です。
ここでは、課長にとっての必須スキルであるプレゼンテーションの技術について解説したい。
1日たったの10分でOK!ここぞというときに高いパフォーマンスを発揮するためのメンタルトレーニングとは?
聴き手をイラつかせないためにも、自分が話したい内容を整理し、論理構成を練っておきたい。組み立てはケースバイケースである。序論・本論・まとめ、といった無難な組み立てや、起承転結といったドラマ仕立てのストーリー展開も、場合によっては効果的だろう。
自分が言いたいことを明快に伝えるためにも、ポイントを短文化、キーワード化、フレーズ化することも重要である。
まず、笑顔である。硬い表情で話せば聴き手も硬くなる。頭と視線は上げ、背筋は伸ばし、笑顔でアイコンタクトをしっかりとることである。そして間合いでメリハリをつける。一本調子で淡々と話す課長が多くいるが、どんなに内容が良くても子守唄にしか聞こえない。
声のトーンにも気を付けたい。声量、音程、速度、抑揚を意識しながら、ハキハキとした口調で訴求を高めたい。
プレゼンを成功させるために場を和ませることは大切だが、無理に笑いをとりにいくことは控えたい。課長はお笑い芸人ではない。自分が滑るのは勝手だが、へたなユーモアで場を凍りつかせることのないよう注意したい。
眠気を誘う単調で退屈な子守唄を歌い続けるベビーシッターになりたくないなら、良く聞いてほしい。
君が思っているほど、君の話は面白くない。聴き手は君の話にうんざりし、飽き飽きしている。課長であれば、そろそろ自分の話をするのはやめて、聴き手にフォーカスしたプレゼンテーションを考えてみてほしい。
しかし、多くの課長が、自分のプレゼン能力に自信を持てず悩んでいるのも事実である。
もし君が
・大切な仕事の商談を成功させたい。
・立場が上の人に認めてもらいたい。
・対面営業の成約率をもっと上げたい。
・有能な人材をヘッドハンティングしたい。
・セミナーなどで人を魅了して商品を売りたい。
といった人を動かす技術に興味があるならこの本「顧客心理を動かす11のプレゼン技術」が非常に参考になるだろう。