課長のスキルアップ講座――圧倒的な成果を導く21のポイント――
課長の年収：年収は課長の能力を推し量る一つの指標である。課長は、自分自身の能力に見合った年収を手にしているかどうかをシビアに検証する必要がある。
課長の年収
課長の年収は幅広い。３００万円の年収しか手にできない課長もいれば、１５００万円もの年収を手にする課長も存在する。平均的には、６００〜７００万円程度が課長の年収の相場と言えそうである。
親愛なる課長の皆さん、こんにちは。
課長のスキルアップ講座を担当する飼馴嵐務（かいならし・つとむ）です。
課長の年収の差は、課長自身のスキルによるところも大きいが、個人の能力以外の要因で差がつく部分も大きい。会社の規模（中小か、大手か）や業界内の地位（勝ち組か、負け組か）にも左右されるし、業種（製造、商社、IT、サービス、銀行など）によっても違ってくる。もちろん景気変動の影響も受けるし、会社の賃金体系が年功序列か成果主義によっても変わってくるだろう。
とはいえ、年収は課長の能力を推し量る一つの指標であることに違いない。課長は、課長の年収を決定づける様々な要因を総合的に勘案しながら、自分自身の能力に見合った年収を手にしているかどうかをシビアに検証する必要がある。
課長の年収は、課長自身とその家族の人生設計にも大きな影響を与える。３人の子供と住宅ローンを抱えながら、３００万円の年収では家計が火の車に陥りかねない。安心したライフプランが成立しないような年収の場合、対策を慎重に検討する必要があるだろう。
もし自分の課長としての能力に見合わず、不当に低い年収に甘んじているということであれば、転職も検討するべきである。今は一つの会社にしがみつく時代ではない。転職活動を通して正当な評価を市場に問えば、他の会社から年収アップという形でオファーがくるはずである。
実際に、多くの課長が転職活動のアクションを起こし、年収アップを実現させている。もし課長の能力が正当に評価されておらず、年収アップするだけの能力があるのであれば、今すぐ転職活動を開始して年収アップを実現してほしい。