エントリー・アーカイブ
ドラッカー曰く「時間はもっとも希少な資源である」
タイムイズマネー、光陰矢の如し。
成果を出さないもっとも手っ取り早い方法は、時間を無駄にすることである。
時間は待ってくれない。
失われた時間は決して取り戻すことができない。
親愛なる課長の皆さん、こんにちは。
課長のスキルアップ講座を担当する飼馴嵐務(かいならし・つとむ)です。
偉大な先人が教えてくれているように、仕事で成果を出すためには、時間を管理する能力が必要だ。課長には時間を管理する能力、タイムマネジメントスキルが求められる。
毎日始発から終電まで仕事に追われていたサラリーマンが、実践した翌日から午前中にすべての仕事を処理できるようになった究極の時間管理の秘密とは?
タイムマネジメントの基本は、自分が何にどれくらいの時間を使っているかを知ることである。
「いつも時間に追われている」
「忙しくて重要課題に着手できない」
という課長は、手帳やノートに自分の行動を分単位で記録して、自分の時間の使い方を精査することから始めよう。
自分の行動を分単位で洗い出していくと、自分がしなくても良いことや、今する必要のないことに時間をかけていることがわかる。
自分はしなくてもよいことをするのをやめたり、部下に振ったり、優先順位を下げて後回しにすることで、無駄な時間を省くことができる。これを定期的に繰り返すと、本当に必要なことに自分の時間を割くことができるようになるはずだ。
これは製造業の生産ラインでよく使われているIE(インダストリアルエンジニアリング)によるタイムマネジメント手法だ。作業に従事していない余計な時間を徹底的に省くことで、効率化を図って生産性向上をめざすのである。
また、仕事がはかどる時間帯には個人差がある。朝早いほうが集中できるという課長もいれば、夕方になってからエンジンがかかりだす課長もいるだろう。
集中力が高くなる時間帯を知り、その時間に重要な仕事に取り組む、というのも効果的なタイムマネジメントと言える。
成果につながるタイムマネジントのスキルを身につけて、課長としての役割を果たしてほしい。