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親愛なる課長の皆さん、こんにちは。
課長のスキルアップ講座を担当する飼馴嵐務(かいならし・つとむ)です。
課長は、リーダーシップとマネジメントという2つの能力を磨く必要がある。
課長は、リーダーでありマネージャーであることを求められるが、残念ながら、リーダー=マネージャーとは限らない。
マネージャーであることは比較的簡単である。組織上の役職や立場を与えられれば、どんな人間でもマネージャーとして認められる。
マネジメントとは、できるだけ少ない経営資源で、より高い成果をあげることである。
これまで100の資源を投入し、200の成果を得ていたとしたら、70の資源で200の成果を得られるように創意工夫すること。これがマネージャーに求められる能力と言える。
より良いマネージャーになるためには、仕事の効率を高め、生産性をあげていくことが重要である。
これに対し、リーダーシップとは、目標を達成するためのシナリオを描きだし、その実現に向けて信念をもって周囲を導くことである。
100の資源を投入し、200の成果を得ていたとしたら、100の資源で300の成果を得られるように、成果を拡大することが、リーダーに求められる能力といえる。
リーダーであることは、マネージャーであることほど簡単ではない。
リーダーにはフォロワーが必要である。
「あなたについていきます!」と言ってくれる支持者が必要なのだ。
ライバルにやわ腹を投げ出し、服従の姿勢で媚びへつらう負け犬になりたくないなら、良く聞いてほしい。
組織の職制上、目上の立場にあっても、部下に支持されない上司は、決してリーダーにはなれない。
自らが矢面にたち、困難に立ち向かいながら、より多くの部下からの支持を獲得していきたいものである。
しかし実のところ、部下の仕事ぶりに嘆きつつも、その原因が自分のリーダーシップにあるのでは?と悩んでいる人は少なくない。
もし君が、
・自分の頭で考えない指示待ちの部下にウンザリしている。
・部下のポカミスの連続に頭を抱えている。
・教えても教えても、部下は全然仕事を覚えてくれない。
・部下の尻ぬぐいで自分ばかりが忙しい。
・そして、そんなリーダーシップのない自分に悩んでいる。
なんてことを考えたことがあるなら この本「リーダーシップ・エッセンシャル」が役に立つかもしれない。